スーパーで泣いていた認知症の男性に手を差し伸べた女性

優しさに心が温まるエピソード スーパーで泣いていた認知症の男性に手を差し伸べた女性

皆さんは買い物中に困っている人を見かけたら、手助けしますか?

2019年にイギリスのチャリティー機関が発表した人助けランキング(1カ月以内に見知らぬ人、あるいは助けを必要としている見知らぬ人を助けたか)で日本は125カ国中最下位でした。最下位ってちょっとショックですよね。一方、 一位はアメリカでした。

そんなアメリカのインターネット投稿サイトで、ある女性の「人助け」に関する投稿が話題になっています。

この女性は、スーパーで買い物中に見知らぬ高齢男性を助けた体験を公開しています。

「先日、夕方6時半頃に近所のスーパーで買い物をしていたら、高齢の男性がパスタの棚の角を曲がってきて、突然私の肩を叩きました。私は驚いて飛び上がり、思わず『触らないで!』と怒鳴るところでした。でも、そのとき気がついたのです。おじいさんは泣いていました。とても取り乱し、混乱しているように見えました。

おじいさんは私に尋ねました。『妻がどこにいるか知っていますか?見つからないんです』と。私は『知りません』と答え、『サービスカウンターでお尋ねになってみてはどうでしょうか』と提案しました。店内で迷子になっているのではないかと思ったのです。買い物中に家族とはぐれるなんて誰にでも経験あることですよね。

でも、老人の目に涙が浮かんでいるのを見て、私はサービスカウンターに一緒に行きましょうかと申し出、同意した男性を連れて行きました。

カウンターで店員が奥さんの名前を聞きました。おじいさんは、まるで私がその答えを知っているかのように困惑した様子で私を見ました。店員の女性は目を丸くして、私に『名前をご存知なんですか?』と言います。

私はこの男性は会ったばかりの人で、まったく知らないと説明しました。『これは何かの冗談ですか?』と店員がいらだっているのがわかりました。そのとき私は、おじいさんが怯えていることに気づきました。そしてこれはアルツハイマー病ではないか、と感じました。私の祖父が同じ病気で苦しんでいたのでピンと来たのです。

私はこの男性を一旦落ち着かせようとフードコートに連れて行き、席につきました。震えながら静かに涙を流し、『私の愛する人はどこにいるのか』と尋ねました。心が痛みました。

おじいさんの手を握って、携帯電話を持っていますか?と尋ねると、『わからない』と言うので、ポケットの中を探してもいいですか?と聞きました。同意を得て、私は慎重に行動しました。ポケットの中には小さなフリップ式の携帯電話が入っていました。アドレス帳を検索すると、『娘 クリッシー』という連絡先を見つけました。私が電話をかけると、その人はすぐに電話に出ました。

『もしもし?』と言う声はすでに心配そうでした。私は、あなたの父親と思われる年配の男性と一緒にいること、スーパーでこの男性がとても混乱していたことを伝えました。娘さんは『今から行きます』と言いました。『父が迷子にならないように見ていていただけますか?ありがとうございます......ありがとうございます。今すぐ行きます』と。

私は泣いている見知らぬ男性と20分ほど一緒に座っていました。手を握り、涙を拭い、震えていたので私のジャケットを膝の上に置きました。何か聞かれたら答え、この人がまた迷子にならないようにしていました。それが私にできる最低限のことでした。

やがて28歳か29歳くらいの背の高い女性が入ってきました。長い黒髪に緑色の目をしていました。目が合うとすぐに駆け寄ってきて何度もお礼を言われ、『1時間ほど外出していたら、こんなことになってしまいました。父を一人にしておくべきではなかったことはわかっています。本当にごめんなさい!』と謝られました。娘さんの説明によると、男性は時々、亡き妻を探すために家出をしていたといいます。妻は13年も前に他界していたのです。

娘さんは父親が立ち上がるのを助け、改めて私にお礼を言いました。帰り際、おじいさんが『妻はどこだ』と尋ねるのが聞こえました。また心が痛みましたが、男性が再び家族のもとに戻れたことにホッとしていました」

不審な行動をしているおじいさんが助けを必要としていることに気づき、震える手を握り、心を落ち着かせてあげた女性の優しさに心が温まりますね。彼女はこのエピソードを投稿し、その後、読んでくれた人に向けてこう書いています。

「この世界のほとんどの人は、あなたにとって見知らぬ人です。でも、私たちはこの世界を共有し、優しさを共有できることを決して忘れないでください。もし助けを必要としている人を見かけたら、何かしてあげてください。それだけが世界を良くする唯一の方法です。それに、親切にはお金はかかりません」

人助けランキングで世界最下位だったとしても、おもてなしの精神のある日本人が他人に対して冷酷だとは思えません。ただ、見知らぬ他人から危害を与えられる悲しい事件が増えたことで、困っている人に「大丈夫ですか?」と声をかけにくい世の中になっているようにも思えます。

でも、自分の都合で見て見ぬふりをするよりも、この女性の言うように、自分のできることをする勇気を持つことが世界を少しだけ住みよくする答えなのかもしれません。

引用元:https://www.imishin.jp/nintisyou-dansei-kaimono-episo-do/?fbclid=IwAR1GwGPZ-x-avUp4mtSJlasWnls5ETs5iJn7-zRUnAunpMIim-6VbjAIRZ8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]

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