オリンピック競技3日前に馬の顔が腫れ上がる。世界中が見守る中、彼女が下した決断が反響を呼ぶ

世界各国からトップアスリートが集まるオリンピック。

選手達は、常人離れした努力を積み重ね、オリンピックへの切符を手にします。

そんなオリンピック選手に起きた、あるエピソードが話題を集めています。

アデリンデ・コーネリッセン選手は、ヨーロッパ選手権でこれまでに数々のタイトルを手にしてきたオランダ人の馬場馬術選手。

現在開催中のリオオリンピックでも、19歳になる牡馬のパージヴァルと共に金メダル獲得の期待がかかっていました。

開会式を終え、競技当日に向けての準備は全て順調に進んでいました。

パージヴァルは、リオへの移動中も現地での練習もリラックスして落ちついている様子だったといいます。

しかし、本番3日前に思わぬアクシデントが発生してしまったのです。

なんとパージヴァルは虫に刺されてしまったことで、顔が大きく腫れ上がり、40.0℃の高熱を出してしまいました。

アデリンデ選手はパージヴァルのことが心配で、 片時も側を離れません。一時間ごとにパージヴァルの体温を測りながら共に夜を過ごしました。

そんな中、迎えた競技当日。熱は馬の平熱である37.5度まで下がり、顔の腫れも少し引いていたため、獣医との相談の上、アデリンデ選手は競技への出場を決断します。

そしてその日、世界中の人々が見守る中、競技場であることが起きました。

アデリンデ選手は後日、自身のFacebookにそのときのことを振り返る投稿をしています。

「競技場に入ったとき、パージヴァルが全力を出そうとしているのを感じました。

闘志あふれるパージヴァルは、これまでもギブアップしたことは一度もありません。

でも彼を守るため、今回は私が諦めました…。

私の相棒で、大切な友人で、生まれてからずっと私にすべてを捧げてくれてきた馬に、競技をさせることなどできなかった。

私は敬礼して、そのまま競技場を後にしました。」

アデリンデ選手は、パージヴァルの熱が下がっていようとも、無理をさせることはできないと判断し、競技を棄権したのです。

その投稿は瞬く間に反響を集め、後日再びアデリンデ選手はこのように投稿しました。

「沢山のメッセージをありがとうございます!

感謝の気持ちで一杯です!

パージヴァルを心配してくれた人たちから多くの質問をもらったので、ここに写真をアップします!

パージは、私が見る限り元気に楽しく過ごしているようです。

あと、訂正したいことがあります。

骨にヒビはありません。

パージが元気に健康になって私は嬉しいです!」

金メダル候補であったアデリンデ選手の突然の棄権には、多くの馬場馬術ファンが驚かさせ、パージヴァルの容態を心配するコメントが相次いだようです。

しかし、アデリンデ選手はただ、体調の良くないパージヴァルに無理をさせてまで競技に挑みたいとは思わなかったと理由を説明します。

4年に一度のオリンピックを棄権する勇気、そしてパートナーである馬の体を労わるその気持ちは世界中から称賛を浴びることになりました。

パートナーなくしてはこの競技は成り立ちません。

ましてや、家族以上の関係を築き上げているアデリンデ選手は、パージヴァルに無理をさせることは決してできなかったのでしょう。

結果として、メダルを獲得することはできませんでしたが、この出来事はきっと語り継がれていくでしょう。

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