ライオンは肉食動物で雑食。
弱肉強食の自然界で、弱い動物達はライオンに遭遇したら逃げるしかありません。
でも、逃げられない場合は?普通なら、食べられてしまうでしょう。
しかし、そんな予想を覆すある、とある怪我した子ギツネとメスのライオンの話が話題になっています。
場所はアフリカ内陸にあるボツワナの中央カラハリゲーム保護区でのこと。
メスのライオンと、怪我をして動けなくなったオオミミギツネの子どもが遭遇。
逃げられもしないキツネにとっては恐怖でしかありません。
キツネは骨盤か脊髄あたりを骨折しているのか、四肢を引きずっていて上手く立てません。
そんな状態でメスのライオン1匹と出会っただけでも恐ろしいのに、オスのライオンまで現れました。
さらにピンチ!
さらに、メスライオンの子どもたちでしょう子ライオンが続々と現れます。
可哀想だけど、通常ならここでキツネが子どもたちの、ライオンの餌食となって終わりでしょう。
それが自然界の掟というもの…。
しかし、ここで予想していなかった行動に出たのです。
しかし、子どもたちも親と同様、動けないキツネを前にしても飛びかかることなく、そっと近寄っています。
オスのライオンは腹が空いているのか、キツネに近寄るとメスライオンが威嚇。
メスライオンは、オスライオンに飛びかかる勢いで威嚇し牽制しました!キツネは天敵に囲まれ絶体絶命のはずなのに、メスライオンがまさかの味方をしてくれているのです。
オスライオンは結局、キツネを諦めたようで、「あーもう!」と言わんばかりに遠吠えし、その場を去りました。
獲物を食べ損ねたオスライオンがどこかへ行ってからも、メスライオンと子ライオンたちはキツネを襲う様子を全く見せず、むしろ傷ついたキツネに寄り添うようにお座りしていました。
その後、ライオンたちは他の獲物を見つけるため、キツネを置いたままその場を去ったそうです。キツネは四肢を引きずりながらも、無事に草むらへ入り姿を消しました。
メスライオンは傷ついたキツネに何を思ったのでしょうか?それは母性愛だったのか、それとも何か他の感情を持ったのでしょうか。狩るものと狩られるものであるはずのライオンとキツネの、心温まる小さな物語でした
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